ヒナッぺと私、髪を切るために高松へ。もうイイ加減この道楽をやめなければと思う反面、それを口実に、否、ある種の必然でもって高松へ帰省するのは私にできる唯一の親孝行（とヒトは言う。。。）なので、イイことにしておきましょうか。
今日は、終わってからいつもの珈琲店へ。トイレがハイテクかつゴージャスでびっくりしました。悲しいことに、私のコンディションが悪かったのか、この店では初めてコーヒーに若干雑味を感じました。リニューアルした店はイイ意味で真新しさでいっぱいで、明るくて、清潔で、とてもオープンな雰囲気。どことなく、惜しげも無くお金を使った感があって公共の空間っぽくも感じられ。私は前の店が落ち着く、なんて言いたくなかったけど、前のままが好きでした。そういうお客の声は重々承知の上での判断でしょうから、そこにはマスターの何らかの意図があるのでしょうが。。。焙煎機が大きくて新しいのになっていたようなので、コーヒー道をますます究められる決意なのでしょうか。
今日は時間があったので、商店街・裏表をぶらぶらとしてみました。バブル期に建てられた大きなテナントビルがごっそり廃墟になっていて、それも一つや二つじゃなくて、ホントにゴーストタウンな怖い空気があちこち漂っていました。変わらずがんばっている小さなお店と、仕方が無しに変わらずやっているお店と、お店の名前すら分からないジャンクなお店と、あとは数限りない空き店舗。私の行きつけの古着屋もとうとうなくなりました。なんと言っても安かった！今日そのほかの古着屋をたくさん廻ってみたけれど、私の予想プライスより２〜３割高いのです。決まりきった商品しかなくて、私お得意の掘りだしモノが見当たらないのです。
おばが商店街のまん真中に住んでいたために、毎週のように「お茶」したり「買い物」したり、『マチ』に出かけていた私。中学・高校・大学と『マチぶら』ばかりしていた私。高松を離れてほぼ１０年。今までなかったモノがあるようになって、今まであったモノがなくなってゆく。。。ノスタルジックなセンチメンタルな気分になってしまいましたが、それはそれ。もっと歩けばきっと何かがあるでしょう。次はカメラを持っていくべし。
今日の晩ごはん：（母のお手料理）太刀魚の明太子挟み焼きトマトソース添え・白味噌のお味噌汁・ほうれん草のおひたし・きんぴらごぼう
私よりよっぽど手間ヒマかけて料理する、立派な母上サマ。。。
